生後10ヶ月になると、離乳食も後期(カミカミ期)に入り、食べられる食材や形状が増えてきます。「どのくらいの量を食べればいいの?」「食べないときはどうする?」といった悩みを抱えるママ・パパも多いでしょう。本記事では、10ヶ月の離乳食の進め方、食べられる食材、食事量の目安、食べないときの対策、おすすめレシピまで詳しく解説します。
生後10ヶ月の離乳食の基本
10ヶ月頃になると、離乳食は1日3回食になり、大人の食事リズムに近づいていきます。食べ物を「歯ぐきでつぶせる」程度の固さにし、食感を楽しめるようにしましょう。
離乳食後期(10ヶ月)の特徴
✅ 1日3回の食事+母乳やミルク
✅ 歯ぐきでつぶせる固さ(バナナくらい)
✅ 手づかみ食べを始める子も多い
✅ 鉄分不足に注意!栄養バランスを意識
食べる量の目安(1回分)
食品グループ | 目安量 |
---|---|
主食(ごはん・パン・麺) | 軟飯90g、パン30g、うどん90g |
野菜・果物 | 30〜40g |
たんぱく質(魚・肉・卵・豆腐) | 魚15g、肉15g、卵1/3個、豆腐45g、乳製品80g |
母乳・ミルク | 食後や寝る前に欲しがるだけ |
※ 赤ちゃんによって個人差があるため、食べる量には柔軟に対応しましょう。
生後10ヶ月で食べられる食材と注意点
10ヶ月になると、多くの食材が食べられるようになりますが、まだ消化機能が未熟なため注意が必要なものもあります。
OKな食材
✅ 炭水化物:ごはん(軟飯)、食パン(耳を除く)、そうめん、うどん
✅ 野菜:にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草、トマト
✅ 果物:りんご、バナナ、みかん、桃(すりつぶしor小さく刻む)
✅ たんぱく質:鶏ささみ、白身魚(鯛・ヒラメ)、納豆(ひきわり)、豆腐
✅ 乳製品:ヨーグルト(無糖)、チーズ(塩分控えめ)
避けるべき食材
⚠ 生もの(生魚・生卵) → 食中毒のリスクがある
⚠ 硬いもの(ナッツ類、硬い肉) → のどに詰まる危険性あり
⚠ はちみつ → 1歳未満はボツリヌス菌のリスクがある
⚠ 味が濃いもの(加工食品、塩分・糖分の多い食品) → 赤ちゃんの腎臓に負担
10ヶ月の離乳食が進まない・食べないときの対策
赤ちゃんによっては「食べムラ」や「好き嫌い」が出てくる時期です。無理に食べさせず、赤ちゃんのペースに合わせて進めましょう。
食べないときの原因と対策
原因 | 対策 |
お腹が空いていない | 食事の時間を調整する(3〜4時間あける) |
食感が合わない | 硬さを調整する(少し柔らかめにする) |
味に飽きた | 味つけを変える(出汁や野菜の甘みを活用) |
手づかみ食べがしたい | 小さめのおにぎりやスティック野菜を用意 |
簡単&おすすめ離乳食レシピ
1. かぼちゃと豆腐のやわらかボール
✅ 材料(2〜3食分)
- かぼちゃ 30g
- 豆腐 30g
- 片栗粉 小さじ1
✅ 作り方
- かぼちゃを茹でてつぶす。
- 豆腐と片栗粉を混ぜ、一口サイズに丸める。
- フライパンで弱火で焼き、完成!
2. 手づかみOK!やわらかおにぎり
✅ 材料(2〜3食分)
- 軟飯 90g
- しらす 10g
- ほうれん草(みじん切り) 10g
✅ 作り方
- しらすは熱湯をかけて塩抜きする。
- 軟飯にしらすとほうれん草を混ぜる。
- 赤ちゃんの手に合わせて小さく握る。
3. 鶏ささみと野菜のうどん
✅ 材料(1食分)
- うどん 90g
- 鶏ささみ 15g
- にんじん 10g
- だし汁 100ml
✅ 作り方
- 鶏ささみは茹でて細かく裂く。
- にんじんはやわらかく茹でて刻む。
- だし汁でうどんと具材を煮る。
まとめ:10ヶ月の離乳食は楽しみながら進めよう!
生後10ヶ月になると、離乳食の種類や食べ方が多様になり、個人差も大きくなります。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて進めることが大切です。
- 食事のリズムを整えながら3回食に移行
- 鉄分不足に注意し、栄養バランスを意識
- 食べムラがあっても無理せず楽しく食事を
毎日の離乳食が楽しい時間になるよう、赤ちゃんの成長を見守りながら進めていきましょう!