赤ちゃんの離乳食が始まると、「おかゆを食べているときにむせてしまう」と心配になることがあります。むせる原因や対策を知り、安全に離乳食を進めましょう。
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赤ちゃんがおかゆでむせる原因
1. 粘度や水分量が合っていない
おかゆのとろみや水分量が赤ちゃんに合っていないと、飲み込みにくくなり、むせる原因になります。
2. 口や舌の動きが未発達
赤ちゃんは徐々に食べ物を口の中で動かして飲み込むことを学びます。そのため、最初のうちはうまく飲み込めずにむせることがあります。
3. スプーンの使い方
スプーンの先が大きすぎたり、口の奥まで入れすぎると、赤ちゃんがうまく飲み込めずにむせることがあります。
4. 食べる姿勢
赤ちゃんが寝たような姿勢で食べると、のどに詰まりやすくなり、むせるリスクが高まります。
むせないための対策
1. おかゆの固さを調整する
赤ちゃんの月齢や食べる様子に合わせて、おかゆの水分量を調整しましょう。
- 離乳食初期(5~6カ月):10倍がゆ(米1:水10)をすりつぶしてペースト状にする。
- 離乳食中期(7~8カ月):7倍がゆ~5倍がゆにし、少しずつ粒を残す。
- 離乳食後期(9~11カ月):3倍がゆにして、より固形に近づける。
2. 飲み込みやすい温度にする
おかゆが熱すぎると驚いてむせることがあるため、適温に冷ましてから与えましょう。
3. スプーンの選び方と与え方
- 口に入れやすい小さめのスプーンを使う。
- スプーンは上唇にそっと乗せるようにして、赤ちゃんが自分で食べる動作を促す。
4. 正しい姿勢で食べさせる
- 背もたれのある椅子に座らせ、しっかりと体を支える。
- 頭が後ろに倒れすぎないように注意する。
5. 焦らずゆっくり食べさせる
一口の量を少なくし、赤ちゃんのペースに合わせて食べさせましょう。
まとめ
赤ちゃんがおかゆでむせるのは、食べることに慣れていないためによくあることです。無理に進めず、固さや与え方を工夫することで安全に離乳食を進められます。心配な場合は、小児科医や保健師に相談してみましょう。